歩行分析で客観的な評価 | BTS G-WALK
新しい歩行分析の方法|G-WALK
歩行分析のグローバルスタンダードと言えば、モーションキャプチャやフォースプレート、筋電計を用いた測定ですが、導入コストや専用スペースの確保、準備に掛かる手間、結果が得られるまでに時間を要することなど、全ての歩行分析に万能とは言えません。
G-WALKは、比較的安価のため導入し易く、準備や操作も簡単なので日常的に歩行分析を実施頂けます。
使い方は簡単。センサを専用のベルトで腰に着けて歩くだけで歩行分析ができます。
国際的に数多くの研究や論文、調査で使用され、正確性や妥当性は既に確認されています。
歩行分析の結果は直ぐにレポート
測定を終えるとすぐにレポートが自動で作成されるので結果を即時フィードバックできます。
TUGや6MWT、TurnTestのレポート
歩行分析の定番である10m歩行に相当する直線歩行以外にも複数の測定に対応しています。
- Walking(直線分析|片道/往復/複数往復)
- Timed Up and Go(複合動作能力テスト)
- 6 MinutesWalkingTest(6分間歩行)
- Turn Test(往復歩行テスト)
ランニングやジャンプのレポート機能搭載
歩行分析だけでなくスポーツのパフォーマンスやコンディショニングの評価にも使用できます。
歩行分析の測定項目
歩行分析の結果は、左右別の代表値と統計に基づいた正常歩行の範囲、左右非対称性がわかりやすい数値やグラフで表示されます。
時空間パラメータ(時間と距離の数値)以外に、骨盤の姿勢も同時にレポートされます。
- 評価スコア
- 歩行速度
- ケイデンス
- 歩行周期
- ストライド長
- ステップ長
- 立脚期
- 遊脚期
- 両脚支持期
- 片脚支持期
- 左右非対象性
- 計測時間
- 歩数
- 推進力・制動力(グラフ)
- 骨盤の姿勢(前後、左右、回旋)
歩行安定性などユーザーが任意の項目を算出するためのセンサ値(生データ)も出力できます。
骨盤前傾、骨盤傾斜、骨盤回旋の歩行分析
骨盤の前後角・左右角・回旋角を歩行周期で正規化してレポートします。
骨盤の分析項目は直線歩行とランニングのプロトコルで表示されます。
歩行分析のための高性能センサ
G-WALKのセンサはセンサー・フュージョン・テクノロジーを搭載した高性能センサです。
センサー・フュージョン・テクノロジーとは、複数のセンサーから取得される情報を融合することによりデータの高精度化を実現する高度な信号処理技術です。
G-WALKのセンサには、3軸の加速度・角速度・地磁気のセンシング要素が各4機搭載され、これらのデータを融合して得られるデータを用いて歩行分析を行います。
単一の加速度センサを用いた場合と比較してデータの高精度化だけでなく低速での歩行への対応など幅広い分析対象の測定が可能です。
ワイヤレスのセンサですが、無線通信が途絶えた場合でもデータを一時記憶するメモリを搭載しているのでデータの欠損はありません
電波が届ない距離や無線通信が混んでいる環境での使用にはホルタモードによりデータロガとして使用できます。
データロガの機能も有していますが、通常の使用ではオンラインモードで使用することでダウンロードの手間と時間が省略されます。
パソコンを使用せず、本体のみの操作でも測定できます。結果はデータを事後にパソコンに取り込んでレポートを作成できます。
関節角度や関節トルクはモーションキャプチャで測定
G-WALKは簡単な準備と操作で、できるだけ正確な測定結果を得ることをコンセプトに開発された歩行分析計です。
測定前の準備に手間や時間を要したり、原理的に測定結果に十分な正確性・再現性を得ることが難しい関節角度や関節トルクは測定対象にしていません。
歩行中の動画を記録|オプションで筋電図と統合
歩行分析の様子を動画として記録できます。
簡易なWEBカメラはもちろん、解像度・フレームレートが必要な用途には高性能なカメラも提案できます。
関節角度を必要とする用途には計測用ビデオカメラとマーカーレスで自動追尾が可能なビデオ式動作分析ソフトウェアも提案できます。
ワイヤレス筋電計との統合による筋電図の測定では、接地・離地が自動検出されるので、歩行周期に正規化されたデータを簡単に取得できます。
G-WALKは様々な用途での歩行分析で使用できます。
G-WALKを使用した歩行分析は、調査や研究、論文だけでなく様々な現場で使用されています。
- リハビリ訓練課程での歩行能力評価や動機付け
- 回復期リハビリテーションに於ける歩行能力評価
- 転倒予防のためのスクリーニング調査
- 高齢者の運動能力の維持・向上のための調査
- 整形外科での外科手術の前後比較および経過観察
- 義足や装具の適合性評価
- アシストスーツによる歩容改善の評価
- 靴やシューズ、インソールによる歩容改善の評価
- 杖歩行、ノルディックウォーキングなどによる歩容改善の評価
歩行分析の結果(レポート)を介入前後や異なる条件で比較することで効果を評価することができます。
本品は2019年10月現在、基礎医学研究用として輸入販売しており、医療機器ではないため検査等診療報酬を得る目的での使用はできません。
G-WALKは歩行分析のエキスパート BTS社 の製品です。
G-WALKの製造元であるBTS社(イタリア)は歩行分析のゴールドスタンダードであるモーションキャプチャの製造元でもあり、Gait and Postureなど国際的に著名な学術誌でも同社製システムを使用した研究成果が多数報告されています。
BTS社の製品は国内では基礎研究用として輸入販売していますが、イタリア国内はもとより他国に於いても医療機器として採用されている国もあり、現場での使い易さを重視した商品開発がされています。
G-WALKは、BTS社の30年に渡る歩行分析に関する研究開発の経験の基づき、現場からの要求に応えるため開発・商品化されました。加速度センサを活用した歩行分析計は複数の商品が市場に存在しますが、BTS社製G-WALKは歩行分析計としては国内でももっとも早くから販売されており、国内外に圧倒的な実績を有しています。
株式会社メソンはBTS社製品の国内正規代理店です。
2019年5月より弊社はBTS社の国内正規代理店として同社製品の販売およびサポートをしています。
同社製品に10年以上の経験を有した担当者がお客様のニーズに合った提案・サポートを提供します。
以前に弊社以外から購入された機器についてもサポートを提供しています。対応が有償になる場合がございますので詳細についてはお問い合わせください。