馬用トレッドミルのパイオニア
Säto Equine Treadmill from Sweden
Säto社は、1980年の設立から一貫してハイエンド馬用トレッドミルを製造している馬用トレッドミルの専業メーカーです。1981年に世界初の馬用高速トレッドミルを納入して以来、優れた性能を安定した品質でアフターサービスと共に提供しています。
真のハイスピード馬用トレッドミル
フラッグシップモデルであるSäto Iは、16m/s(57.6km/h)の速度で競走馬のギャロップに対応した真のハイスピード馬用トレッドミルです。
トレッドミルは速度と斜度を設定する負荷装置です。検査や訓練、研究など目的は様々ですが、負荷装置に求められるのは正確な速度と斜度を実現する性能と機構です。
Säto IおよびSätoⅡでは、センサにより実測した正確な速度および斜度をモニタしながら速度・斜度を設定できます。
最高速度の大きさだけでなく、速度の安定性も重要な要素です。体重がある競走馬が接地するタイミングではベルトの回転に対して抵抗が生じますが、これにより生じる速度の変動を最小化することは極めて重要であり、Säto社の馬用トレッドミルはこれを抜本的な方法で解決しています。
その他、目立ちにくい部分ですが稼働中の装置が発する音の最小化や高い保守性、何よりも長期に渡って安定してご使用頂くための経験に基づいた工夫が随所に凝らされており、これらは長年馬用トレッドミル一筋に業を為してきたSäto社の最大の特徴であり、圧倒的多数の納入実績がこれを証明しています。
馬用トレッドミルの全世界的な納入実績
Säto社の馬用トレッドミルは全世界的に国や大学の研究機関、動物病院、厩舎向けに累計300台以上が納入されています。
獣医学の研究用としても高く評価されており、多数の論文でSäto社の馬用トレッドミルが使用されています。
Made in Sweden の堅牢性と信頼性
高品質な製造に加え、圧倒的な出荷台数により洗練された機構や構造によりトラブルが生じるリスクが最小化されています。
馬用トレッドミルに求められる保守性と長期運用性
動物病院や厩舎など多頭を日常的に運動や訓練、検査する環境では消耗具合に応じて主にベルトの交換が必要になります。
Säto社の全ての馬用トレッドミルでは埋設設置の場合を含め設置された環境での消耗部品の交換を前提として設計されており、重機等の特殊な装備を要さずに1名または2名の技術者がお客様先を訪問して交換します。
Säto社の馬用トレッドミルは具体的な耐用年数を定めていません。長期運用を前提としており経年で消耗した部品を交換することで運用を継続頂けます。実際にSäto社の初号機である1981年に納入された馬用トレッドミルは現在もスウェーデン国内の動物病院で日常的に使用されています。
ベルトを含めた全て部品はお客様先の設置環境で交換できるので安定して長期に渡りご使用頂けます。
埋設設置、屋外設置にも対応
優れた耐候性
糞尿はもちろんのこと、太陽光や雨、風、泥や砂など過酷な環境でもご使用頂けます。当然、馬以外の動物にもご使用頂けます。
埋設設置
全てのモデルが床置にてご使用頂けますが、床置の場合は馬・人ともにトレッドミルへの昇降が必要です。Säto社は標準では馬・人ともに周辺と同一平面で乗降できる埋設による設置を推奨しています。
埋設設置にはピットが必要になります。Säto社の馬用トレッドミルに必要なピット寸法については別途お問い合わせください。既設のピットに合わせた納品も可能ですが、標準仕様が価格的に安価でトラブルのリスクも最小化されます。
操作性
メカニカルコントローラ
上位モデルのSäto IとSätoⅡでは、メカニカルコントローラを標準採用。ジョイスティックによる操作は秀逸でオペレータは走行中の馬の状態から目を離すことなく速度と斜度を調節できます。
リモートコントローラは持って移動できるので目的に応じて適した位置から全ての操作が行えます。可搬式のコントローラ用スタンドはお好みの場所に設置(固定も可能)できます。
確実性=機械式 > タッチパネル式
技術的に比較的新しいタッチパネルの方が優れているように思われがちですが、コントローラで最も重要なのは確実性です。
タッチパネル式は静電式・感圧式のいずれの場合でも「触れたのに反応しない」事象が避けられません。
機械式では濡れた手や手袋をしたままでも確実に操作できます。また、長期の運用に於ける故障の発生リスクもタッチパネルに比べ圧倒的に少なく高耐久です。
馬用トレッドミルの主な仕様
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SätoI
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ベルトサイズ
120×450cm
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速度
0~16m/s(57.6km/h)
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斜度
0~10%
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操作
メカニカルコントローラ
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安全対策
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非常停止ボタン
懸架スイッチ(L型)
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設置
埋設/(床置)
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外形寸法
530×210×70cm
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本体重量
3200kg
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SätoⅡ
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ベルトサイズ
80×350cm
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速度
0~14.5m/s(52.2km/h)
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斜度
0~10%
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操作
メカニカルコントローラ
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安全対策
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非常停止ボタン
懸架スイッチ(L型)
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設置
埋設/(床置)
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外形寸法
440×160×50cm
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本体重量
2000kg
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SätoⅢ
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ベルトサイズ
80×380cm
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速度
0~6.9m/s(25km/h)
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斜度
0~10%
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操作
メカニカルコントローラ
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安全対策
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非常停止ボタン
懸架スイッチ(L型)
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設置
埋設/(床置)
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外形寸法
420×150×40cm
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本体重量
1700kg
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SätoI-S
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ベルトサイズ
120×450cm
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速度
0~16m/s(57.6km/h)
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斜度
-11~11%
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操作
メカニカルコントローラ
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安全対策
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非常停止ボタン
懸架スイッチ(L型)
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設置
埋設/(床置)
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外形寸法
530×210×56cm
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本体重量
3300kg
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SätoI-S4P
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ベルトサイズ
120×450cm
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速度
0~16m/s(57.6km/h)
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斜度
-11~11%
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操作
メカニカルコントローラ
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安全対策
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非常停止ボタン
懸架スイッチ(L型)
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設置
埋設/(床置)
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外形寸法
530×210×56cm
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本体重量
3400kg
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カスタマイズ対応
お客様固有のニーズがございましたらお問い合わせください。
- 既設ピットへの対応
- 標準以外の最高速度
- 標準以外の最大斜度
- プラスマイナス傾斜
- 懸架フレームの形状
- 本体カラー、塗装種類、
- 調教者、オペレータを保護する側板(例:ポリカーボネイト)
- 各種計測系との同期のためのタイミングや速度・斜度の信号出力
- 呼気ガス分析用の特殊形状フレーム
- ハンドレールの高さ調整
カスタマイズのリクエストには柔軟に応じる姿勢ですが、カスタマイズ部分は案件固有となり内容依っては経験が活かせない場合や、コスト的にも割高になるためできるだけ標準仕様での導入をお勧めします。
アニマルヘルスでの統合計測にも対応
弊社は生体計測を専門としており、ヒト計測で培った各種の計測技術のアニマルヘルス分野への適用についても積極的に対応します。
弊社で取り扱いが無い計測系については情報提供のみさせて頂きます。
- マルチカメラ記録システム
- モーションキャプチャ
- ワイヤレス筋電計
- ポータブル心電計
- 呼気ガス分析
株式会社メソンはSäto社製品の国内正規代理店です。
2019年10月より弊社はSäto社の国内正規代理店として同社製品の販売およびサポートをしています。国内代理店の変更に伴い販売価格およびサポートポリシーについても従来と異なるため、ご検討の際はお問い合わせください。
弊社はフェアプライス(適正価格)での提案をモットーとしており、国際価格に準じた本体価格・保守費用で提案させて頂いております。